忘れない…
あの日の事を…
あの夏の日
俺は、あの日、彼女と別れた…
大好きだった彼女…
大切だった彼女…
お互い嫌いで別れたんじゃない。
二人で話し合って、納得した上で別れた…
今でも忘れられない…
愛してる…
彼女の名前は 。
高校2年の時に同じクラスになって、知り合い、付き合うようになった。
彼女はちょっとクールで優等生。
でも基本は明るい。
よく俺なんかと付き合うって言ったよな(笑)
仁 「 〜!」
「仁!」
仁 「これ、教えて」
「これ、こないだ教えたじゃん(笑)」
仁 「そうだっけ?」
「はい(笑) ね、仁。今年の夏さ、花火見に行かない?」
仁 「花火いいねぇ〜!行こう!」
付き合って、一年になろうとしてる。
今年、 は大学受験が控えてる。
高校最後の夏…
「花火、楽しみ〜!」
仁 「 、ずっと一緒だよ!」
「!うん!」
学校も夏休みに入り、俺は仕事が忙しくなった。
俺は、ジャニーズ事務所に所属してる。
学業を優先したかった俺は、なんかない時、以外は、
休みに仕事をするという形をとっていた。
夏休み、頻繁に会えねぇ〜な…
でも、花火の時は、休みもらえるようにしよう…
会えない分、毎日、メール、電話をした。
の夏休みの過ごし方は、日中、図書館へ行き、
その後はプラプラ散歩するなどだった。
俺は、休みに入り、 が他にも言ってる場所があると知ったのは、もっと先の事だった…
そして、花火大会の日…
俺は午前中、仕事をして、花火大会にそなえた。
嬉しくてしょうがなかった。
に久しぶりに会える…
俺は待ち合わせの場所に急いだ。
「じ〜ん!」
仁 「 〜!」
浴衣姿だ〜!!
マジ、ヤバイ!!
色っぽすぎる…
他の人もみんな を見てる。
すれ違う人は振り向く始末。
それは男はもちろん、女もだった。
いや、だって、マジ、キレイだもん。
仁 「 …キレイ…」
「!!ありがと!」
仁 「マジ、ヤバイんですけど(笑) 理性飛びそう…」
「飛ばさないでくださいね(笑)」
仁 「頑張ってみます(笑)」
ドンドンッ!!
「始まった〜!」
仁 「 …」
「うん? !!」
俺は花火が上がる中、 にキスをした…
仁 「理性飛んじゃった♪」
「!!(笑)」
は照れながら笑った。
俺達はずっと手を繋いだまま、花火を見た…
この手が離れる事になるとも知らずに…
「キレイだったねぇ〜!」
仁 「うん。来年もこような!」
「!…うん!そうだね!」
一瞬、間があったけど、特に気にしてなかった。
学校が始まり、 も本格的に受験に心を入れ替えた。
それと同時くらいに が学校を休みがちになった。
仁 「 ?最近どうした?」
「ん?ちょっと疲れてるかな。大丈夫だよ」
しばらく、 と会えないでいた…
そして、大学受験…
合格発表…
卒業式と続いた…
仁 「 、痩せた?しっかり食ってるか?」
「うん」
日に日に痩せていく が心配だった…
卒業式で、あの花火の日に繋いでた手が離される事になった…
「仁、仕事頑張ってね。応援してる…今までありがとう…」
仁 「 ?」
「これから忙しくなったら私は絶対、邪魔になる…」
仁 「!!そんな事ねぇ〜よ!」
「…仕事に専念できるじゃん。きっといっぱいいっぱいになると思うから…
落ち着いたらきてよ。ずっと待ってる」
仁 「 …」
「私はずっと仁の傍にいるから」
仁 「…わかった。 ?愛してるよ…」
「私も愛してる…」
俺達は別れた…
仕事も順調で少し余裕もでてきた。
そんな時だった…
仁 「は?今、なんて?」
が亡くなった…
俺は耳を疑った…
が死んだ?
え??
なんで…どうして…
あんなに元気…
ううん…あいつ、元気なくて痩せてってた…
学校にこない日は病院に行ってたんだ…
たぶん、夏休みも…
なんで気付かなかったんだ…
知ってて別れたんだ…
…
付き合って初めてデートらしいデートをした…
花火大会…
手なんていっつも繋いでたけど、あの日、
浴衣姿の と手を繋いだのはいつの日より格別だった。
そして…
キス…
何もかもが格別…
忘れない…
あの夏の日を…
完
------ あとがき ------
なんか死ネタになっちまう…
次はもっと明るいのを♪w
仁姫 '05.8.1
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