一人で抱え込まないで…
傍にいるよ…
私の彼はジャニーズ事務所のKAT-TUNのメンバー、赤西仁。
最近忙しくてなかなか会えない。
彼は何を思ってるのか、前みたいに笑ってくれなくなった。
笑ってはくれるけど、なんか変…
「仁?どうしたの?」
仁 「!どうもしないよ?」
「そう?ならいいけど。あんまこんつめない方がいいよ。
なんかあったら私でよければ聞くから…」
仁 「…別れない?」
「!!なん…で?」
仁 「…そういうのウザイ。 のが年上で、年上づらっての?されんのが…」
「…そっか…ウザイか…ごめんね」
仁 「…」
「…今までありがと…頑張ってね…バイバイ」
仁 「 っ! …」
私は仁に別れを告げられ、仁の部屋を後にした。
泣かない…
泣かないと思い、家に帰った…
家につくと、涙が溢れてきた。
私は玄関に座り込んで泣いた…
こんなに泣いたのは初めてというくらい涙が溢れてきた。
どのくらい泣いただろう…
携帯の着信で我に返った。
携帯のディスプレイには 赤西 仁 の文字…
私はそのまま携帯を閉じた。
また、涙がでてくる…
…
俺はなんであんな事を言ったんだろう…
言うつもりなんてなかった。
だって、俺にとって大切な存在…
俺は携帯を片手に の番号をだし、かけた。
ワンコール、ツーコールなったところで切れた…
そらそうだよな…
別れない? なんて言ったんだから。
あんな事、言うつもりなかった。
もうダメ…なのか…?
…
その日からしばらくはテレビも雑誌も見る事はなかった。
だって辛すぎる…
でも見てしまう…
好きだから…
仁…なんでそんなに寂しそうな顔してるの?
中丸 「赤西、どうしたよ?」
仁 「え?」
中丸 「なんか元気ない」
仁 「… と別れた」
中丸 「え??なんで!?」
俺は中丸に全部話した。
なんか調子悪くて、思わず ウザイ と言ってしまった事、勢いで別れを告げた事…
中丸 「…なにやってんだよ。お前の事、支えてくれたの さんだろ?!なのになんで…」
仁 「…」
中丸 「そんな事、言っても傍にいてくれると思ったんだろ?」
仁 「うん…」
中丸 「じゃあ、意地張ってないで行ってこいよ!」
仁 「…」
中丸 「俺がもらうぞ!(笑)」
仁 「!!それはダメ!」
中丸 「今すぐいけ!(笑)」
仁 「!サンキュー!」
俺は中丸の一言で飛び出した。
夢中で走った。
の家に行く途中、人影が見えた…
最近の仁がおかしい…
私はいてもたってもいられなくなって、家を飛び出した。
あの時、本当にダメだと思ったから仁の傍から離れた。
でも離れちゃいけなかった。
仁…
仁 「 !!」
「!仁…仁!!」
仁がいた…
仁が走って私のところまできて抱きしめてくれた。
仁 「ごめん…俺、ずっと
に甘えてた。イライラしてて
に当たって、別れよなんて言って…
別れよなんて言うつもりなんてなかったんだ。言ってもホントに離れていくなんて思ってなかった…
ごめん、ずっと俺の傍にいて…」
「仁…傍にいるよ。仁と離れて自分が自分じゃなかった。仁がいて私なんだって…」
仁 「 …」
「…ごめんね」
仁 「 が謝る事じゃないよ… がいなくなって気付いたんだ。 の存在の大きさに…」
「傍にいるよ…ずっと…」
私達はお互いの存在の大きさを再確認し、また付き合いだした。
仁も本当の笑顔で仕事にのぞんでた。
もう、一人で抱え込まないで…
傍にいるよ…
完
+++ あとがき +++
落ち込んだりした時、傍にいたいねぇ〜ww
最初、「別れる」って設定ではなかったけど、
「別れ」ってのが浮かんできちゃって、
書いたらこんなんでした( ̄∀ ̄*)イヒッ
仁姫 '05.12.31
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