夢なら覚めないで
客席は超満員。
デビューしてないKAT-TUNだけど、人気の凄さがわかる。
ホントにこの人達と一緒に過ごしたのだろうかと疑問にさえ思う。
その時、みんなと目が合った…
みんなは笑顔で親指を立て、ウインクをしてくれた。
涙が出そうだった。
は泣いていた(笑)
そして、MC…
亀 「みんな!盛り上がってるか〜!!」
ファン 「キャーーー!!!」
仁 「いいね、いいね(笑)」
中丸 「最後ですからね!」
亀 「え〜…みなさんに聞いてほしい事があります。この場で言うのもなんですが…。
俺達、随分前に騒がれた事があります。その時、嘘つきました。
俺達はとっても大切なものを失いました…。
黙って、こっちの都合で連絡も取れないようにし、悲しい思いもさせてると思います。
正直、俺達も悲しいし、すっげー辛いです。ジャニーズであり、アイドルですが、その前に一人の人間です。
出会い方はちょっと…いや、だいぶ不思議な出会い方だったけど、一緒に過ごした時間は大切なものでした。
俺達はその大切なものを失うのは嫌なので、どうか、見守ってください。
勝手なお願いかもしれませんが、よろしくお願いします…」
ファン 「…」
そういうと、みんなは深々と頭を下げた。
ビックリした。
突然そんな事を言うもんだから…
会場は最初はザワザワして、泣き声や、悲鳴など聞こえたりしたけど、
みんなが頭を下げたところで、しだいに拍手が聞こえてきた。
『頑張って〜!』
『ずっと応援してるよ〜!』
等の歓声が聞こえるなか、私も も涙が止まらなかった。
だって、今までの事、全部が夢じゃないと確信できたから。
・ 「…」
「よかったね…」
「うん…」
を見ると涙で顔がぐしゃぐしゃ(笑)
そんな私もぐしゃぐしゃだと思う。
私達はお互いの顔をみて、笑った。
よかった…
夢じゃなくて…
そして、コンサートが終わった。
この余韻にひたりたく、 はうちに泊まりにきた。
「ごめんね、突然で」
「全然OK」
「夢じゃなかったね〜」
「うん。夢じゃなかったね…」
私達は今までの事や、コンサートの事を夜な夜な話していた。
また、彼らと会えるのかな?と思いながら…
その時だった…
お互いの携帯に知らないアドレスのメールが次々届いた…
と、同時に家のチャイムがなる。
ピンポーン…
私と は急いで玄関へ向い、ドアを開けた。
そこには…
コンサートを終えたばかりのKAT-TUNの面々。
聖 「よっ!」
田口 「遊びに来ちゃった(笑)」
上田 「やっぱり遠いね(笑)」
仁 「腹減った…」
亀 「 …」
中丸 「 …」
「…いらっしゃい…」
前みたいに変わらないみんな。
今までの事が嘘のよう。
また、みんなが来てくれた。
前のように定位置?にそれぞれが腰をおろす。
中丸 「ごめん、携帯も解約して、連絡とれないようにして…
でも、騒ぎがおさまるまで、こうするしかなかったんだ」
「もう、いいよ。また、こうして来てくれたんだから」
聖 「俺さ〜、どうしてもわかんないだよね」
中丸 「何が?」
聖 「なんで、あん時、楽屋で寝てたのが」
仁 「俺も!!」
上田 「ビックリしたよな〜!」
「あ〜…あれ、実は…」
私は、あの、最初に会った時の事を話し始めた。
家着のままで、携帯握り締め、寝てた事を…
どうやら、弟を迎えに行って、途中眠くて眠気をさまそうして、
近くにあったテレビ局に頼み込み、そのまま迷って楽屋にたどり着き、力つきた…
と、話すと、笑われた(笑)
聖 「マジで言ってんの?そんなんありえねぇ〜し!」
「記憶がないからなんとも言えないけど、弟はそんな事、言ってた(笑)
なかなか戻ってこないから、置いて帰ったって(笑)」
上田 「弟…探して連れて帰れよ(笑)」
田口 「でも、それだったら、今、こうして、知り合いになってなかったよね(笑)」
その謎?も解け、一件落着(笑)
私は台所へと向うと、雄ちゃんがきた。
中丸 「…ごめんな、連絡できなくて…」
「ううん…こうしてまた来てくれたから大丈夫。コンサートのチケット、雄ちゃんでしょ?(笑)」
中丸 「!うん(笑)」
「ありがとう」
中丸 「 …」
「!!」
雄ちゃんは優しく抱きしめてくれた。
また、雄ちゃんに抱きしめてもらえると思うと涙が出てきた。
その涙に気付いたのか、涙を拭ってくれて、雄ちゃんの唇と私の唇が重なった。
仁 「あ”〜!!お前!中丸!!ちゅ〜してんじゃねぇ〜!!」
中丸 「!!いいじゃねぇ〜かよ!ちゅ〜くらい!」
「(笑)」
また、うちに笑い声が響く。
夢じゃない…
夢じゃないから覚める事はない。
完
+++ あとがき +++
はい、終わりました。
なんか、 えっ?! っていう終わり方…( ̄∀ ̄;)汗
しかも、コンサートで謝罪するって…
私の小説の中で、結構使ってますよね…ハハハ…
あの、一番最初の、目覚めたら楽屋って…
どうやって、あの場所に行った事にしようって、
小説が終わるまでに思いつくかなぁ〜なんて思ってたんですけど…。
グダグダです _| ̄|○ガックリ・・
こんな小説最後まで読んでくれた方、期待外れで終わってすみません…。
次回頑張ります♪
最後まで読んでくれて(人∀`*)アリガトゴジャイマス(*´∀人)
仁姫 '06.1.13
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