電 車 の 君 <後編>
告白しようかどうしようか迷う事、数日がすぎた…
その間、いつも通り、挨拶し、会話をした。
でも、ある事をきっかけに告白する事にした。
ある事とは…
亀梨が、俺に敵対心があるんじゃないかと感じたから…
ホントのところ、どうだかわかんないけど…
聖 「おはよ!」
「!おはよ!」
聖 「…帰りはいつも何時くらいの電車に乗ってるの?」
「う〜ん…4時くらいかな?」
聖 「今日、一緒に帰れない?」
「えっ?」
聖 「いや、別に深い意味はないんだけど…ただ、もっと話したいかなって…ダメならいんだ…」
「いいよ!」
聖 「マジ!?」
「うん!」
深い意味は十分にあった。
今日、告白しようと決めたから…
聖 「あ、じゃあ、これ、俺の携番とアドレス。なんかあったらメールして」
「うん、わかった」
俺は緊張しながらも帰りを待った。
こういう時って時間がすぎるのおせぇ〜(苦笑)
学校にいる時、メールの受信音がなった。
−−−−−−−
受信メール
×××@×××.ne.jp
[件名]
です
[本文]
こんにちは!
何もなくて、メールしちゃいました(笑)
−−−−−−−
!!!
メールきた!!
マジ、嬉しいんだけど!!
なんて返そうかなぁ〜♪
〜♪
−−−−−−−
受信メール
田中聖くん
[件名]
田中聖です
[本文]
メールありがと!
すげぇ〜嬉しかった!
おっと、授業始まるからまた帰りに。
−−−−−−−
「♪」
そして、運命の(笑)帰り…
さんは4時の電車に乗ってきた…
「田中くん!」
聖 「!!」
俺達は少し話しをして、切り出した…
聖 「今日、時間ある?」
「!うん、大丈夫」
聖 「○×で降りてお茶しない?」
「うん!」
俺達は○×で降りて、喫茶店に入った。
聖 「何する?」
「あ、じゃあ、アイスカフェオレで」
注文を済ませ、少しの沈黙が…
いつ言おう、いつ言おうと思いながら、時間がはどんどん過ぎていった…
結局、くだらない話をして店をでて、駅まで向った。
もう、ここでしかない…
聖 「あ、あの…」
「はい?」
聖 「俺、 さんの事、好きなんだ…」
「!!」
聖 「だから、その、嫌じゃなかったら付き合ってくれないかな?友達からでもいんだ!」
「…私も田中くんの事、好きです(照)」
聖 「!!!マジ?」
「うん…」
聖 「じゃあ…」
「お願いします」
聖 「こちらこそ!」
すげぇ〜嬉しかった!!
さんも同じ気持ちだったなんて…
その日から俺達は付き合う事になった。
毎朝、同じ電車。
帰りも時間を合わせて一緒に帰るようになった。
途中の駅で降りて、買い物したり、お茶したり。
幸せでいっぱいだった。
そして、俺達3年生はそれぞれ卒業した。
卒業式の日も帰り待ち合わせして帰った。
聖 「 、卒業おめでとう」
「ありがとう!聖もおめでとう!」
聖 「さんきゅ〜! …」
「!!」
俺は にキスをした。
付き合って、初めてのキス…
お互い照れながら、手を繋いで帰った。
あとで聞いた話。
生徒手帳には俺の写真が入ってたんだって(笑)
俺と同じでずっと気になってたみたい(笑)
電車の君が俺の彼女に…
愛おしい彼女…
ずっと傍にいさせて…(笑)
完
+++++ あとがき +++++
なんか後編、短ッ!!( ̄∀ ̄;)汗
通学途中の電車の中…
毎日、同じ電車だった人いたなぁ〜...( = =)トオイメ
仁姫 '05.9.14
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