印象とは全く違った。
その違いにビックリした。
ギャップ
私はその人を全く知らなかった。
親友の に聞いて、初めて知った。
その人とは…
田中聖。
ジャニーズのKAT-TUNというメンバーらしい。
そして、同じ学校のクラスは違うけど、同じ学年。
最初の印象は『近寄りがたい』だった。
いや、だって、ホントに恐かったんだもん…
たまたま、テレビを見てて、田中くん達がでてた。
「この人、笑うんだ〜」
誰かに言ったら『当たり前だろ』って言われそうだけど、
正直、笑うのかな?って思ってた(笑)
そんな田中くんと話す機会があった。
「お、聖。 おいで!」
「え?」
私は に連れられ、田中くんの元へ行った。
「聖!」
聖 「!お〜、 !」
「珍しいじゃん!学校なんて(笑)」
聖 「珍しいとか言うなよ!いつも来てるよ!」
と田中くんは中学の時からの友達らしい(笑)
亀 「! ??」
「??」
亀 「俺!亀梨和也!」
「!あ〜!うん?この学校だったの?」
亀 「!ひで〜(笑)」
「知り合いなの?あ、この子、 。私の親友!よろしくね!」
聖 「田中聖です。よろしく!」
「よろしく!」
思いがけないところで、思いがけない人にあった。
亀梨和也…
私の初恋の人…
今はなんとも思ってないけどね(笑)
初恋は実らないとはよく言ったもんだ(笑)
「亀ちゃんと が知り合いなんて意外〜!亀ちゃんもジャニーズなんだよ?」
「えっ?そうなの??」
聖 「俺達も、まだまだだな(笑)」
「あ、いや、私、テレビ見ないから…」
聖 「そうなの?テレビ見ないで何してるの??」
「えっ?いや、読書とか…裁縫とか…(心の叫び:こ、恐いよ…)」
「あ、この子、裁縫凄いよ!洋服とか売ってるやつみたい!」
聖 「マジ〜?今度さ、俺に合うようなやつ作ってよ!」
「あ、は、はい…」
思いがけない展開に…
ど、どうしよう…
ホントに作るんだろうか…
それからというものの、私達は4人でいる事が多くなった。
田中聖…
印象とは全然違う。
外見はちょっと恐そうで、近寄りがたいけど、話してみると、
そんな事なく、優しい人だった。
それは、田中くんと、2人で帰る事になった時だった。
聖 「 〜!なんか、今日、亀も も用あって、先帰るって〜!一緒に帰ろうぜ〜!」
「あ、そうなの?うん、いいよ〜!あ、ちょっと待ってて。平気?」
聖 「うん、平気。なに?日直?」
「うん。ちゃんとしないと先生うるさいんだよねぇ〜。
あ、もし、あれなら、先帰っててもいいよ?」
聖 「いや、平気(笑)」
「な、なに??」
聖 「 が愚痴、言うの初めて聞いたから(笑)」
「そ、そう?」
聖 「うん(笑)」
そう言う、田中くんの顔は凄く優しかった。
聖 「…」
「!!な、なに?」
聖 「 の髪の毛、キレイだよな…光に当たるとキレイな茶色で…」
「あ、ありがとう…」
田中くんはそういうと、私の髪の毛を触ってた…
ドキドキした…
だって、いつもと全然違う表情…
時々、見せる可愛い笑顔…
田中くんは文句も言わず、ただ、日誌が書き終わるまで待っててくれた。
「よし!終わった〜!ごめんね、随分待たせちゃったね」
聖 「平気平気!」
職員室にいる先生に日誌を渡し、帰る事に…
「夕日がキレイだ…ってひたってみたり(笑)」
聖 「おお!!ホントだ〜!ひたってオケ〜(笑)」
帰り道の途中…
犬の鳴き声が聞こえた…
聖 「!!どーしたー?お前、捨てられたのかー??可哀相にな〜」
「!」
これまた意外な一面…
動物好きなんだ…
聖 「お前、うち来るか〜?そかそか、じゃ、一緒に帰ろうな〜!」
「よかったねぇ〜!いい人に拾われて!」
この人はなんて人懐っこい顔で笑うんだろう…
「じゃ、私、こっちだから…また明日ねぇ〜!」
聖 「!あ、うん… !」
「うん?」
聖 「お、俺さ、 が好きなんだ…」
「え?」
聖 「いや、その… に紹介される前から の事、知ってて、ずっと好きで…」
「…あ、ありがとう…」
聖 「か、考えてくれると嬉しい…かな(笑)」
「う、うん…」
聖 「じゃ、また明日…」
「うん…」
ビックリした…
田中くんが私を好き…
私は?田中くんの事…
私はその夜、ある事をした…
そう、田中くんに合う服を作る事…
どんなの作ろうかと、なかなか楽しく、作る事ができた。
次の日、私は田中くんと一緒に帰る約束をした。
そして…
「あの、これ…作ってみた…」
聖 「!!俺に?マジ?ありがとう!」
「実はお揃いだったりして…(照)」
聖 「えっ…」
私はこれから寒くなるのに、マフラーを作った。
しかもお揃いの…
そう、OKという意味もかねて…
「私も田中くんの事、好き…」
聖 「!!ありがとう… あと、聖でいいよ(笑)」
「うん!」
私は聖に最初の印象から全部話した。
聖はビックリしてたり、納得してたり(笑)
こっちの聖がいい、あっちの聖がいいって人もいると思うけど、
私はどっちの聖も好き…
てか、好きになった(笑)
聖 「マフラー、よく一晩で作れたね?」
「うん、頑張った(笑)いつも以上に集中して(笑)だから、ちょっと雑かも…」
聖 「ううん!なんでも嬉しい!」
そんな聖が大好き♪
完
+++ あとがき +++
マフラー、一晩で作るなんてありえねぇ〜(・m・*)ププッ
相当、集中したんでしょうね(謎)
ギャップのある人っていいッスねぇ〜♪
仁姫 '05.10.25
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