俺の憧れの人

初めて自分から好きになった…

告白

高校１年の時に俺はその人にくぎづけになった…

その人は、 。

俺の一つ上。

　「！こーきー！」

聖　　「！」

　「しっかり勉強してるか〜！？」

聖　　「してるよ！」

　「そうか！偉い偉い！（笑）」

学校で、男女問わず、人気のある さん。

明るい、優しい、気がきく、頭がいい…

俺にはないものをいっぱい持ってる…

そんな所に惹かれたんだろうな。

でもいっつも さんと一緒の人がいる…

赤西仁…

学校一のモテ男…

どうゆう訳か、いつも一緒にいる…

付き合ってるのかな…？

　「あの２人、お似合いだよねぇ〜」

聖　　「！そうか？」

　「美男美女！絵になるねぇ〜！」

聖　　「…」

　「ま、頑張れ（笑）」

聖　　「！！」

。

くされ縁ってやつ。なぜか俺の思ってる事とか、わかりやがる…

いや、付き合ってるわけではない。

こいつは一つ下の彼がいる。

なんで、あいつにはわかるんだ…

聖　　「はぁ〜…」

仁　　「 ！」

　「やだってば〜！」

仁　　「なんでだよ！」

　「好きな人がいるの！」

仁　　「俺じゃないの？」

　「違うね（笑）」

仁　　「マジか〜」

　「てか、仁はいっぱい女の子いるじゃん！」

仁　　「お前は別なんだよ！本気で…」

　「ごめんなさい」

さんに好きな人？

赤西仁が振られた？

え〜、でも好きな人いるんじゃ無理じゃん…

仁　　「じゃ、あの時は…？」

　「…本気だったよ…」

決定的…ダメじゃん…

あ〜！！なんか俺らしくねぇ〜！！

　「 さん！」

　「！ ちゃん」

　「何してんですか？２年の廊下で」

　「うん、ちょっとね」

なんで …

タイミング悪すぎだろ…

仁　　「悪い、今、取り込み中だから」

　「あ、はい。すみません…」

　「仁！」

仁　　「だってそうだろ！」

　「…あんたの為にどんだけ泣いたと思ってんのよ…

　　　　　しらないでしょ…いっつも周りに女の子がいて、

　　　　　それを見てた私の気持ちなんて！！」

仁　　「…」

…こんなん聞きたくなかった…

あ、 さん…

行ってみっか♪

俺は、校庭に出てきた さんのところまで行った…

聖　　「まだいたの？」

　「！聖…」

聖　　「珍しいね。泣いてるなんて…」

　「！泣いてないよ（笑）」

聖　　「ぷっ…強がり（笑）」

俺と さんは笑いあった。

すっげぇ〜幸せな一時…

告れるかな…

あ、好きな人がいるんだっけか…

……

聖　　「俺、 さんの事、好きだ…」

　「！…ありがと」

聖　　「…」

それっきり何も言わなかった…

それから さん達が卒業まで会う事はなかった…

どうしてるだろう…

いるのはわかってるけど、全然目が合わない…

　「もうすぐ卒業だね…」

聖　　「うん…」

　「どうすんの？」

聖　　「さぁな〜…」

正直なんも考えてなかった…

さんが卒業したら…

そして卒業式がきた…

式も全部終わった…

さんが卒業した…

もうあの笑顔に会えない…

「こーきー」って呼ぶ声もない…

　「こーきー！！」

聖　　「！！」

　「よっ！」

聖　　「あ、卒業おめでとうございます」

　「ありがとう！珍し！聖が敬語（笑）」

聖　　「さ、最後くらいは…」

　「 さんが卒業して寂しいでしょ？」

聖　　「！そ、そんな事…」

　「…私は寂しいな…聖と会えなくなるの…」

聖　　「！！…」

　「こないだの、まだ有効かな？」

聖　　「えっ？」

　「もう好きじゃない？」

聖　　「！！好き！大好き！」

　「ニコッ　私も大好き♪」

聖　　「！好きな人いるって…」

　「聖じゃん♪」

聖　　「赤面」

　「浮気すんなよ！」

聖　　「 さんこそ！」

・聖　「（笑）」

俺の初めての告白…

いつも相手の方から好きになってくれて、

好きになる事が多かったけど、

自分から好きになって告白したのは さんが初めて。

初めての告白が さんでよかった…

また、俺の名前をあの笑顔で呼んでくれる。

　「こーきー！！」

完

------ あとがき ------

初めての告白…思い出すなぁ〜...（　= =）トオイメ
会話が多くなってしまった…(￣∀￣;)汗
まとまりもなく(￣∀￣;)汗　反省…

仁姫　　　　　　　　　’05.7.4

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