シングルマザー <後編>
「ね、赤西くんて、なんであんなにカッコイイの?」
中丸 「なんでって…」
「雄一もカッコイイけど(笑)」
中丸 「えっ?」
「なんでもない(笑)」
確かに聞こえた。
雄一もカッコイイけど
なんだかくすぐったかった。
俺は別れが近くなってから、 と携番とアドレスを交換した。
中丸 「今度、連絡する」
「うん、待ってる」
待ってるって…
なんか嬉しい言葉。
俺はすぐ送るのもなんだと思って、何日かしてから送ろうとした時…
〜♪
メールの着信音がなった。
−−−−−−−
[件名]
です
[本文]
いつになったらくれるんだ!!
ってのは嘘で(笑)
久しぶりに会えて嬉しかった。
お仕事頑張ってね!
−−−−−−−
らしい(笑)
俺は返事した…
今度二人で会えないか?
と…
いいよな…
会うくらい…
〜♪
−−−−−−−
[件名]
うん
[本文]
いいよ…
こっちはいつでもいいので、
都合がついたら連絡ください。
−−−−−−−
中丸 「おっしゃ!!」
亀 「ぶっ!なんだよ、いきなり…」
中丸 「あ、ごめん…」
嬉しくてしかたなかった。
ただ…スケジュールが…
だいぶ先だったけど、オフがあった。
その事を にメールし、どこ行くかとか何時にするかとか決めた。
亀 「嬉しそうだね(笑)」
中丸 「!ああ!」
嬉しいよ。そりゃ…
あいつ以上に好きなやつなんて現れないって思ってるから…
そして…
に会う前日…
マネ 「明日のオフなんだけど、雑誌の取材入っちゃったんだけど」
中丸 「えっ!?」
マネ 「なんか用事あった?悪いな…」
そんな…
俺は愕然とした…
楽しみにしてたのに…
俺は に電話した…
は しょうがないよ と言ってくれたが、どこか寂しそうだった。
俺は ごめん としか言えなかった。
中丸 「…」
上田 「な〜、 ってあの ?」
仁 「 って誰?」
中丸 「あの …」
上田は同じ学校で、クラスが違ったけど、 の存在も俺達が付き合ってた事も知ってる。
上田 「まだ続いてたの?」
中丸 「いや…こないだ同窓会で会ってさ…」
上田 「また、恋しちゃったんだ?(笑)」
中丸 「!はい…」
仁 「だ〜か〜ら!」
中丸 「高校の時、付き合ってた人だよ」
俺は次は絶対と、メールした…
そして、次がきた。
前もって連絡し、待ち合わせの場所に行った。
中丸 「 !!」
「!おはよう!」
中丸 「おっす!あれ?子供は?」
「置いてきた」
中丸 「そっか…」
俺はなんだか寂しかった。
中丸 「連れてくればよかったのに」
「!!そんな事言う人、初めて(笑)」
中丸 「そうか?」
「子供いるっていうと、みんなひく…」
中丸 「…関係ないじゃんな」
「!!ありがと」
中丸 「次は連れてこいよ!ってまだ小さいからそんな連れ回せないか(笑)」
俺はさりげなく次に会う約束した(笑)
中丸 「また連絡するな!」
「…雄一…気遣ってんならいいよ。今日はありがとね」
中丸 「!!気なんか遣ってねぇ〜よ!」
「…」
中丸 「…俺、お前が好きだ!」
「!!」
中丸 「同窓会の時、 に会って確信した。俺は が好きだ」
「…子供いるし…」
中丸 「そんなの断る理由になんねぇ〜だろ。
お前に子供がいようが関係ねぇ〜よ。お前はお前だろ」
「雄一…」
そう言うと、俺は を抱きしめた…
もう絶対、離さない。
なにがあっても…
子供も一緒に俺についてこい!
って言うのはもっと先だな(笑)
完
------ あとがき ------
あ〜、私も貴方について行きたい!(謎)
同窓会でまた恋にって定番??w
仁姫 '05.8.5
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