君はそのままでいい
変わる事なんてないんだ
そのままで十分可愛いから
そのままの君
俺には好きな人がいる。
ずっと友達をやってる人。
いや、友達なんてのは口実にすぎない。
だって、好きで、友達になりたくて近づいたんだから…
中丸 「 !」
「!」
中丸 「おはよ!」
「おはよ〜」
中丸 「どうした?元気ないな?」
「そう?そんな事、ないよ」
中丸 「ならいいけど」
。
俺の好きな人。
高校に入って、別のクラスだった に一目惚れした俺は、
俺の存在に気付いてほしくて、『友達にならない?』と声をかけた。
あれから2年。
『仲のいい友達』にはなったと思う。
俺は友達以上になりたいんだけど、告白できずにいた。
もう3年生。
卒業しちまう…
上田 「中丸!」
中丸 「!」
上田竜也。
と一年の時からクラスが一緒で、仲がいい。
上田をだしに使ったっていうのは内緒で(笑)
上田 「 さ、最近、顔色悪くね?」
中丸 「あ〜、うん。さっき会ったら元気なかった」
上田 「…お前、なんか言った?」
中丸 「え?なんかって?」
上田 「… 、飯もそんな食わねぇ〜んだよ」
中丸 「え…」
一体、 に何があったんだ…
その理由が俺にある事は後からわかった。
その理由とは…
中丸 「ダイエット!?」
「あんた何、言ったのよ〜!」
。
の親友。
結構、気が強いんだ(笑)
中丸 「なんで俺?」
「『雄ちゃんが言ってたから』って…」
中丸 「え〜…俺、何言ったかなぁ〜…」
ホントに何言った…?
思い出せ…思い出せ…
!!
中丸 「もしかして…」
「思い出した?」
中丸 「あれかな…」
俺はクラスのヤツらと話してる時に好きな女のタイプの話しになった。
その時、俺はたしか、スレンダーな人がいいとかなんとか…
それを に言ったら…
「…あんた、 の気持ち知ってんでしょ?」
中丸 「え? の気持ち?」
「え…」
俺は に問いただし、 の元へ走った。
もしかしたら、上田も知ってたのかな…。
の気持ち…
中丸 「 !!」
「雄ちゃん?」
中丸 「ちょっと!」
「?」
俺は を教室から連れ出し、屋上へと行った。
が言うには は俺の事、好きだと…
それがホントなら…
中丸 「…お前、ダイエットしてんだって?」
「!し、してないよ…」
中丸 「… から聞いた」
「!…」
中丸 「なんで…」
「…ほ、ほら、最近、太ってきたし…」
中丸 「太ってないじゃん! は太ってないよ!」
「雄ちゃん?」
中丸 「 はそのままでいいよ。そのままで十分可愛いよ!」
「え…」
中丸 「…俺、 が好きだ…」
「!! …嘘…」
中丸 「嘘じゃない!『友達にならない?』って声かけた時からずっと好きなんだ。
友達なんて口実にすぎない。俺は が好きだ!」
「…だって…雄ちゃん、スレンダーな人がいいって…」
中丸 「!あれは…話しの流れで…」
「!…雄ちゃん…私も雄ちゃんが好き…だから、その話し聞いた時、痩せないとって思った…」
中丸 「 …」
「!」
俺は を抱きしめた。
はそのままでいんだ。
中丸 「ダイエットなんてしなくていいから…抱き心地最高だし!」
「!それは、肉付きがいいからじゃ…」
中丸 「違うよ!!」
「(笑)」
俺の一言でそこまでしてくれるなんて…
嬉しすぎる!!
でも、好きな人なら全てを受け止められる。
そんなもんだよ。
中丸 「そのままでいてくれよ。変に変えようとしなくていいから」
「うん(笑)」
そのままの が好きだ。
完
+++ あとがき +++
久しぶりの雄ちゃんの小説。
結構、前から書いてたんだけど、
誰にするか迷って、迷った末、雄ちゃんで♪
雄ちゃん、私もそのままでいいですか?(謎)
仁姫 '06.5.15
OR
クリックお願いします。もちろん両方クリック大歓迎です!
作品については作品名も記入して頂けると嬉しいデス
感想なんかもくれると大喜びます♪
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||