男と女の友情なんて存在するのだろうか…
俺は存在すると思ってた…
恋に変わる日
田口淳之介、高校に通う健全な18歳♂(笑)
俺には小学校からずっと一緒の女がいる。
、18歳♀。
親友と言っていいのか、あいつには何でも相談できる。
彼女が出来た事、ケンカした事…
ただ、彼女になった子はそれが嫌みたい。
それが原因で別れた事もあった。
そんなもんなのかな?
あいつは
「彼氏がいくら親友だからって言ったって、他の女と仲良く喋ってたり、
色々相談したりしてたら面白くないでしょ」
っていう。
一応、女として見られてるんだな。…おっと失礼(笑)
あいつは男女問わず人気がある。
性格もルックスもいいと思うんだけど、
彼氏がいるってのは一度も聞いた事ない。
亀や仁は
「いつもお前が隣にいるからできねぇ〜んじゃねぇ〜の?」
と言う。
亀と仁はあいつに告った事あるみたいなんだけど、振られたって。
あの学校中でモテモテの二人を振っちまうまんて、なんつう贅沢なやつなんだ!
なんて思う。
「淳?」
淳 「!! 」
「どしたの?ボーッとして」
淳 「いや、お前って彼氏とか作んねぇ〜のかなって」
「彼氏?彼氏かぁ〜…いるよ」
淳 「えっ?マジ?」
「うん。どしたの?」
淳 「いや、ビックリして…」
「なんでよ(笑)」
胸の奥でチクリと何かが音をたてた…
なんだろう…別に に彼氏がいる事くらい、平気なはずなのに…
「淳、帰ろう!」
淳 「えっ?あ、うん」
「?変だよ?淳」
淳 「そんな事ないよ」
たしかに俺は変だった…
に「彼氏がいる」って聞いてから友達、親友ではなく、
女としてみるようになってた。
それからというもの、気になってた人からの告白も断った…
「ね、断ったの?」
淳 「ん?ああ…」
「なんで?好きだったじゃん!」
淳 「…」
「淳??」
淳 「…お前が彼氏いるとかいうからだろ」
「!私のせいなの?」
淳 「いや…」
「…私さ、彼氏いないよ…」
淳 「えっ?」
「あ、彼はいたよ。1年前に別れた…」
淳 「じゃ、なんで彼氏いるなんて…」
「ず〜っと淳が好きだから…」
淳 「!!」
そういうと は真剣な顔で俺を見た…
は俺の事好きなのに、今までずっと相談に乗ったりしてくれてたんだ…
そう思うと胸が痛んだ…
こんなに近くにいたのに何も言わず、ずっと傍にいてくれた …
そんな に俺は甘えてたんだ…
すぐ近くにいたのに…
淳 「… …俺も が好き」
「えっ?…いんだよ。気、遣わなくて…」
淳 「いや…そうじゃなくて…」
「どしたの?」
淳 「お前が彼氏いるって言った時から、なんか、
胸の奥が痛くてザワザワして…好きなんだよ!」
「!ありがと♪」
はニッコリ笑って、照れてた。
親友だった女が彼女に…
自分の事を一番わかってくれてる人って案外近くにいるんだな…
これからは彼女として大事にしていこう…
恋に変わる日…
完
------ あとがき ------
なんかしっくりこない( ̄∀ ̄;)汗
すみません、次、頑張ってみますw
仁姫 '05.7.5
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