貴方は覚えていますか?
あの日の事を…
約 束 − 10年後の約束 −
− 10年後…この門の前で会おう… −
私、 。
小6の時に別の中学に行く私は、ずっと好きだった上田竜也に、
卒業式の時に告白し、上田からそう言われた。
よくわからなかった私は振られたって事だけはわかった。
なんて思いながら、その約束の10年後になった…
22歳…
上田はジャニーズ事務所でKAT-TUNのメンバーとして頑張っていた。
初めて見た時はビックリした。
だって、テレビに上田が映ってるんだもん(笑)
しかも凄い人気。
そんな貴方がこの約束を覚えているだろうか?
振られたと思いながら、ずっと上田の事が忘れられないでいた。
忘れたくない。
やっぱり好きだから…
この10年、それなりに好きな人もできたし、彼氏もできた。
でも、上田の事は一度も忘れた事なんてなかった…
俺、上田竜也。
忘れられない人がいる。
小学生の時、中学が別々になるって知って、俺は泣いた…
ずっと好きだった。
その人に卒業式の時、告白された。
すげぇ〜嬉しかった。
なのに、俺はおかしな事を言っていた…
− 10年後…この門の前で会おう… −
恥ずかしくて、『俺も好き』って言えなかった…
すげぇ〜悔やんだし、悲しかった。
ガキの頃の約束なんて無いに等しい…
でも俺は信じていたかった。
今でも好きだから…
今度は俺から言いたい。
たとえ、向こうに男がいたとしても…
・上田(あと一週間…)
「あ、上田…」
テレビを見ていたら上田が出てた。
最近、CMにもでてる。
「カッコイイ…」
私は無意識のうちにそんな言葉を発していた…
あと一週間…
なんの服、きていこうかな…
……
そんなめかし込んで行かなくていいかぁ〜
こなかったら寂しいしな…
いつもの格好で行こう。
中丸 「上田?何、そわそわしてんの?」
上田 「えっ?うん…な〜、10年前の約束って覚えてるもんだろうか?」
中丸 「10年前?小6だろ?どうなんだろうな?覚えてるやつは覚えてるんじゃねぇ〜?」
上田 「そうだよな…」
俺は正直迷っていた。
来るんだろうかって…
そして…
私は小学校の卒業式だった今日、門の前に立ってた。
「懐かしい〜!やっぱり10年も経てば変わるよねぇ〜…」
上田 「…」
中丸 「…仕事、早く終わらせないとな」
上田 「!!」
中丸 「今日なんじゃねぇ〜の?約束」
上田 「!!うん…でも、来るかわかんないし…」
中丸 「行ってみないと、わかんねぇ〜じゃん。んなもん」
俺はこの中丸の一言で決心した…
「来るかな…」
日も暮れ始め、肌寒くなってきた…
やっぱり忘れるか〜…
寒い…
それでも私はそこから離れようとはしなかった。
いや、出来なかった…
もう何時間経ったんだろう…
あと何分、あと何分と思いながら待っていた…
上田 「はぁ…はぁ…! !! ?」
「!!上田…?」
上田 「忘れてなかったんだ…」
「上田こそ…」
上田 「久しぶり…」
「うん…頑張ってるね。テレビでよく見るよ」
上田 「あ〜、まぁな(笑)」
もう来ないかと思っていたら、走ってくる人がいた…
上田だった…
私は嬉しくてしょうがなかった。
俺は仕事が大幅に延びて、急いで待ち合わせの場所まで行った。
いないかな?と思ったら人影が見えた…
あれが ?
は凄いキレイになってた…
覚えててくれたんだ…
上田 「俺さ… の事、この10年、忘れられなくて…」
「!!だって、あの時、私の事、振ったのに…?」
上田 「振った?俺が?」
「違うの?」
上田 「違うよ!俺も好きだったんだけど、言えなくて…」
「!そっか(笑)」
上田 「あのさ…俺、お前の事、好きだ。だから、彼氏とかいなかったら、つき合って欲しいんだ…」
「!!私も上田が好き…この10年、忘れた事なかった…」
上田 「!!」
やっと思いが伝わった…
振られたと思ってたのは勘違いだった…
これから10年分の思いを取り戻そうとお互いが思っていたと思う…
あの、淡い恋心を…
完
+++ あとがき +++
10年前の約束…なんかあったかな…。
あったとしても、覚えてないかも( ̄∀ ̄;)汗
上田くんと、同級生だったらと思うと…( ̄ii ̄)ハナヂブー
仁姫 '05.9.28
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