今日はクリスマス。
街も人も、クリスマスムード一色。
その中を一人で歩く俺…。
みんな、楽しそうで、あったかそうで…。
たまらなくなって、俺は空を見上げた。
…、そっちはイイ天気か?
約束
今日は、誰かと一緒に過ごしてんのか?
俺は、あちこちから誘われたけど、どうもそんな気分にもなれなくて。。。
、お前が行ってから3年・・・。
あれからいろんなやつと付き合ってみたけど、
俺の左側はまだあいたままだよ、 。
左は の特等席だから。
の声も、笑い顔も泣き顔も、怒った顔も、
目を閉じれば思い出せる。
けど…、あんなに抱きしめていた の温もりはもう薄れちゃったよ…。
何人もの女を抱いたけれど、誰も の温もりは与えてくれない…。
と何を話したのかも、俺にはもう思い出せないよ。。。
…。
「仁ッ!」
名前を呼ばれた気がして、視線を向ける。
仁 「
…?」
大きなクリスマスツリーの下に
がいた…。
「うんッ。仁、ただいま。」
だ…。
俺の目の前に笑っている本物の がいる。
仁 「
ッ!!」
俺は人目も気にせずに抱きしめた。
の温もり…
の香り…。
「じ、仁?どうしたの??みんな見てるよぅ。。。」
そんなの、かまうもんか。
俺の元に が帰ってきたんだから。
仁 「もう…どこにも行かないでッ。」
「うん?もう一人にさせないから。ずっと一緒にいるよ…。」
はそう言って俺を抱きしめてくれた。
「仁、よく覚えてたね。今日のこと。いないと思ってたw」
ナンノハナシ??
とりあえず話を合わせておこう。
仁 「あ、当たり前だろ。 との約束だもん。忘れるわけないじゃん。」
「ありがと。すごいうれしい♪もう一個の約束も忘れてないよね?」
仁 「ん?」
やべぇ、まだ約束あったんだ。
わっかんねぇよ、俺バカだし、完璧忘れてる。
「私がいない3年、浮気しなかったよね…?」
仁 「!!」
浮気!?
仁 「…(滝汗)」
「え、したんだ…浮気…。やっぱり3年は長かったかぁ・・・。」
仁 「そ、そんな事しないって!俺の左側は、 の特等席だろッ。ずっと空いたままだったよ。」
右側は埋まってたけどね…( ̄ω ̄;
「仁…うれしいッ!!」
そう言うと、 は俺に抱きついた。
…ごめん( ̄ω ̄;
3年前の約束、一個も守ってない。ってか、覚えてない。。。
今日、ここにいたのも奇跡だし。
でも、会えたって事は、俺たちはそういう運命なんだよねッ。
「じ…ん?どうしたの?」
仁 「ん?なんでもないよ?」
俺は特上の笑顔で答える。
「なんか…かわらないね(笑)」
仁 「なにが?」
「仁が(笑)」
仁 「?」
「ま、仁だしねw 仁、メリークリスマス♪」
仁 「!!」
いきなり、ちゅーされた!
「ホントは・・・今日のこと忘れてたよね?」
仁 「!!は・・・はい。。。」
「仁のバカ。」
仁 「・・・・メ、メリークリスマスッ♪
」
二人で顔を見合わせて笑った。
俺たちは手を取り合って歩き出す。
右側が俺で、左側には 。。。
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死ネタにしようか、黄泉がえりにしようか
いろいろ悩みましたが、
幸せのがイイと思って帰ってきてもらいましたw
皆さんにも幸あれ☆彡
ラン姫 2005.12.24
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