俺、赤西仁。KAT-TUNのメンバー。

 

この間、ようやくCDデビューをはたした、

いま、話題沸騰中のKAT-TUNのメンバー(笑)

 

 

 

大切なもの

 

 

 

いま、コンサート一日10公演とか、雑誌インタビュー、テレビ出演とか、

前とは比べ物にならないくらいに、すげぇ忙しくなった。

それでもKAT-TUNであることが楽しいから、気合い入れてこなしてんだ。

 

それに・・・一応普通の男だから、当たり前に彼女がいて。

その彼女の支えとかもあったから♪

いまの俺の大切なものは二つ。

 

 

彼女とKAT-TUN。

 

 

どっちが一番、とかそんなのはない。

彼女とKAT-TUNなんて比べられるものじゃないし。

とにかく、どっちも守っていきたい俺の大切なもの。

 

こんな俺にすごい事が待ってたんだよ。

ちょっとだけ・・・・聞いていかねぇ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、目が覚めたら隣りには彼女の が。

すごい安らかな寝顔だったから、起こさないように仕事に出かけようって思って、

 

仁 「 、おはよ。今日も頑張ってくるから。」

 

そう言ったつもりだった。

 

 

 

 

アレ?

 


なんか…変だ。

 

 

仁 「 ……!!!」

 

 

 

聞こえない、自分の声。

耳が聞こえない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違う。

 

 

 

 

の寝息は聞こえてる。

じゃあ、何?

何だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか…

 

 

 

 

 

 

 

 

俺、声が出ていない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘だろッ!?

 

KAT-TUNとしてこれからって時に、声が出ないなんて…

俺、どーしたらいいんだ?

 

ふと、気がつくと、寝ていたはずの が俺の横に立ってる。

 

 「仁、声が出ないと歌手なんて無理じゃん。じゃあね、ばいばい。」

 

冷たく言い放ち、 が俺の部屋から出ていこうとしてた。。。

 

 

 

!!行くなよッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待って!!ねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

叫んでるのに、声は出ない。

がいなくなる…。

 

 

 

 

待って…

 

 

 

 

 

 

 

 

行くなよ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…仁…。仁ってば!」

 

目に飛び込んできたのは、心配そうな の顔。

 

仁 「 …?」

 

 「すっごいうなされてた。大丈夫?」

 

 

 

あれは…夢?

声!!俺の声はッ?

 

 

仁 「 ッ!あーあー!出る!声、出てんじゃん!」

 

 

をギューッと抱き締めた。

 

 

 「ちょ、ちょっと、仁?どうしたの?」

 

 

俺は、何がなんだかわからない顔の を、抱き締めたまま夢の話をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そっかぁ。声が出なくなったんだぁ。」

 

仁 「そ。それに、 もいなくなってさ。マジで絶望した。」

 

 「私がいなくなるって、ありえないから(笑)」

 

仁 「なんで?」

 

 「私、仁が芸能人だから好きになったわけじゃないし。それに、

   どんな人込みの中でも仁を探し出せる自信あるよ。」

 

仁 「どんな自信だよ(笑)」

 

 「ん〜。つまり、そんくらい仁を愛してるってこと?」

 

 

が首をかしげながら、ニコって笑った。

そんな を見て、さっきのが夢だったことに改めてホッとした。

 

仁 「俺、 と出会って良かった。」

 

 「いきなり何?w」

 

仁 「ん〜。そんくらい俺の中ででかくて、大事な存在ってこと?」

 

 「意味わかんない(笑)」

 

「だからね、仁がなにかあって、どんなに絶望しても、私はそばにいるからね。」

 

仁 「ん。」

 

 

 

 

 

 

 

付き合って5年。

 

絶対守ってやる。

 

いつもそう思ってた なのに、いつの間にたくましくなったんだろ。

気付いたら、抱き締めた が、俺を抱いてるし。

 

 

仁 「 、変な意味じゃなくて、なんか…強くなったね。」

 

 「ん?女はね、守るものができると、強くなるんだよ。」

 

が優しい顔して微笑んだ。

 

仁 「守るものって…俺?」

 「そんなわけないじゃん(笑)」

 

仁 「そんなソッコーで否定するなよ。なんか寂しいだろ。。。。え、じゃあもしかしてッ!」

 

 「頑張って、もう一人も守って。ね?」

 

 

いいのかッ?

 

こんなにうれしい事が続いて。

 

社長!

ごめんなパイ。

俺、パパになりますッ!。

 

あ、違う。

先に嫁をもらいます!

 

 

仁 「 !一生守るから、結婚して下さい!」

 

 「はい。末永くよろしくお願いします♪」

 

 

大切なもの。

 

、KAT-TUN

 

 

 

 

 

そして、俺たちの子♪

 

 

 

 

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仁君、いつもとちょっと違うイメージで書いてみました。

感想、お待ちしています♪

 

ラン姫  2006.3.28

 

 

 

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