世の中のカップルが・・・

 

 

とってもうらめしく思える今日。

 

 

 

そう、今日はクリスマス・イブ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メリークリスマス♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あーあ、和也は今日もドラマの収録って言ってた。

こんな日まで収録するな!!(泣

 

 

 

 

 

 

クリスマスプレゼント、用意した。

 

 

 

 

 

ケーキもちっさいけど買った。

 

 

 

 

 

美味しいシャンパンも買ったのに。。。

 

 

 

 

 

 


私の部屋には私だけ。

 

 

 

 

 

 

隣りにいて欲しい和也は居ない。

 

 

知ってるんだ。

和也がホントに忙しいって。

 

 

 

分かってる。

和也、何とかお休みとろうとしてたことも。

 

 

 

いつだってイベントには和也が居ない。

 

 

 

 

 

いま、すごい大事な時期で忙しいのは知ってる。

それでも私に会いに来てくれるし、大事にされてるのも分かってる。

だから、ワガママは言わないって決めた。

 

 

 

 

 

でも、今日くらいワガママ言いたかったな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

私は一人、よく冷えたシャンパンを開ける。

 

 

 「メリークリスマス。」

 

 

グラスに注いだシャンパンを一気に飲み干した。

 

 

 

 

すごい…虚しい。

 

 

 

 

気を紛らわすために、テレビをつけてみる。

 

 

 

 

 

映ったのは皮肉にも和也・・・・・・。

 

 


見ているだけで涙が出てきた。

 

今日、この日、和也を見て幸せな人が何人もいるだろう。

でも、今日、和也を見てこんなに寂しいと思ったのは、何人いるの?

 

 

 

 

 

 

 「か・・・ず・・やッ。」

 

 

 

 

 

 

そうつぶやいた瞬間。

フワッっと空気が動いて、私は和也の香りに抱かれていた。

 

 

 「!!かず・・・や?」

 

 


亀 「なんで・・・オレ見て泣いてんの?」

 「今日、ドラマの収録って・・・」

亀 「ん〜、イブだし、抜けて来ちゃった♪」

 「エッ!」

 

亀 「嘘だよ。終わったの、早く。だから驚かそうと思ってこっそり来てみたら、
   なんでか一人でシャンパン飲んで、テレビ見て泣いてる が居た。」

 

 


 「ごめん。。。」

 

亀 「なんで謝るのさ。謝るの、オレの方。
   いっつも我慢させてばっかりだよね、オレ。」

 

 「そんなこと・・・だって和也は・・・・。」

 

亀 「確かにオレ、忙しい。でもさ、ワガママ言っても良いんだよ?
   むしろ、 のワガママなら聞きたいと思ってる。」

 

 

 「ごめん・・・。」

 

亀 「だから、もうあやまんないで。ね?」

 

 「うん。」

 


ようやく笑えた私に、和也はキスをした。

 

二人分のグラスを用意して、もう一度乾杯。

今度は私の声じゃなく、グラスのぶつかる音が部屋に響いた。

 


亀 「あのさ、 へのプレゼントあるんだけど・・・」

 

 「うん?」

 

亀 「オレにもプレゼント…くれる?」

 

 「あ、待って、買ってあるの。」

亀 「ううん。違うの。オレが欲しいのは。」

 「ん??」

亀 「オレと結婚してくださいッ。」

 

そう言って和也は小さな箱を私に差し出した。

 


 「!!」

亀 「 、知らないところでいっぱい泣かせてたんだね、オレ。
   でも、もう不安にさせたり、泣かせたりしない。だから、受け取って欲しい。」

 

 

 

 「ウン。」


涙が溢れてきて、それだけ言うのが精一杯。

和也となら、きっと幸せになれるよ、私。

 

 

 「和也、ありがとう。」

 

和也が私を抱きしめて、耳元で囁いた。

 


メリークリスマス♪

 

 

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クリスマスイヴに間に合ってホント良かったです

皆さんのクリスマスも幸せなものでありますように☆彡

GOD BLESS YOU .

ラン姫  2005.12.24

 

 

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