絆
はいつも笑ってて、笑顔の絶えない子だった。
その笑顔にみんな癒されてたと思う。
私はそう。 の笑顔にどれだけ助けられたか。
私、 。
生まれた時から(私は覚えてないけど(笑))、姉妹のように育ってきた。
それは、雄一、竜也、仁、和也、聖、淳之介もそうだと思う。
幼稚園の時から大学まで見事に一緒。
みんなそれぞれ、兄弟、姉妹はいるけど、本当の兄弟、姉妹より、一緒にいる時間が長いと思う。
どこに行くにも、何をするにも一緒。
私は嫌な事は嫌とハッキリ言っちゃうけど、 はそうじゃない。
みんな、半ば、強引なところもあるけど、 に頼み事したり、相談したり。
は文句一つ言わず、笑顔でそれを受ける。
そんな があんなに怒るなんて…
しかも、 付き合えただけいいじゃん って台詞…
あれは が高校生の時に付き合ってた男が言った言葉…
考えてみたら、あんなに笑顔の絶えなかった から、
少しずつ笑顔が消えてったのはあの男と別れてから…
はよく、私の事を、 べっぴんさん と言う。
私からしたら、 のがよっぽどべっぴんさんだと思う。
男女問わず、みんなから慕われる を羨ましく思ってた。
みんな 「…」
亮 「… が怒るとこ初めてみた」
中丸 「うん… 、おかしな事言ってなかったか?」
仁 「おかしな事??」
中丸 「うん…付き合えただけいいじゃん…とか…」
聖 「どうゆう事だ?」
「… ね、高校生の時、付き合ってた人いたのよ」
上田 「マジ?いつ?全然知らなかった」
「高2の時かな。みんなにバレたら厄介だと思って、隠してたのよ(笑)」
みんな 「…」
「
は本気で好きだった。でもね、相手は違ったの。本命の彼女がいてね。
で、それ知って、問いただして、言われた言葉が 付き合えただけいいじゃん だったの。
はね、普通って言われるのが一番嫌なのよ。だからさっきも…」
みんな 「…」
私は話していいもんかどうか迷ったけど、話した。
みんなに が辛い経験してる事、知ってほしくて。
聖 「…な〜、俺さ、こないだ に手料理食わせてもらったんだよ」
仁 「おま!俺だって食った事ないのに!!」
中丸 「てか、 って料理、苦手じゃなかったっけ?」
聖 「すげー旨かったよ!」
「…その彼のためだよ。凄い尽くしてたから…
だから、その分、別れた時は『
』じゃなかったのよ」
上田 「全然、そんなの見せなかったよな」
亮 「… さ、笑わんようになった?」
みんな 「え?」
「なんで?」
亮 「いや、俺、大学見学きた時、笑顔がええなって思う子、みかけてん。
それが、
やってんけど、最近、わろてないな思うて…」
「前はもっと笑ってたよ。笑顔の絶えない子だった」
亀 「…俺達さ、知らず知らずのうちに の事、傷付けてんじゃね?」
仁 「そうかもな…」
「…みんなさ、なんで の周りにいんの?」
中丸 「なんでって…
の傍にいると、落ち着くんだよ。
なんて言ったらいいかわかんないけど…」
「これからも変わらず傍にいてあげてよ(笑)」
みんな 「…うん」
「亮は、課題、自分でやる!」
亮 「…ちゃうねん。 に課題頼むのは、 にちょっとでも近づきたかったから…」
「亮?」
亮 「アイツだけやねん。普通に接してくれんの。
いや、他の人も普通に接してはくれるんやけどな。なんかちゃうねん」
は愛されてるなとつくづく思った。
大丈夫かな、 …
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* '06.5.9 *
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