絆
次の日、学校へ行くと、亮ちゃんが仁王立ちしてた…
……
確実に私だよね…標的…(謎)
亮 「!!ー!」
「!!」
また、追っかけてきた…
この光景…今日、夢で見た…
正夢!?
亮 「ー!逃げんなや!!」
「追いかけてこないでよ〜!」
亮 「お前が逃げるからやろ!」
「違うじゃん!亮ちゃんが追っかけてくるからでしょ!」
私達は走り回りながら、こんな会話をしていた。
亮ちゃんに捕まるのは時間の問題だった。
亮 「はぁはぁ…お前、早なったな…」
「こんだけ亮ちゃんに追いかけられたらね…」
亮 「で、ほら!」
「!やってきましたよ…なんで私が亮ちゃんの課題やらないといけないのよ…」
亮 「さんきゅ〜!ほな、昼に学食で!」
「!!悪魔〜!」
手を振る亮ちゃんのお尻から黒いしっぽが生えてるように見えた…
なんで、私はいつもこうなんだろう…
「?」
「!…の周りにはいつも男がいるのね…」
「…」
「な、なに?」
「…は可愛いよ!」
「?」
。
私と同じ歳。
私の親友。
凄いキレイでべっぴんさん。
それなのに、飾らず、性格もさっぱりしてる。
そして、いつも私の事、思ってくれる。
「…が男だったら惚れてる…いや、実際、惚れてるけど」
「!私もに惚れてるよ!(笑)」
「〜!」
仁 「…何やってんだよ」
二人 「!」
「仁…私の可愛い彼女、!よろしくね!」
「よろしくね!」
仁 「…朝から頭いかれたか?」
二人 「!!」
仁 「!今日、昼飯付き合え!」
「え〜!」
仁 「いいから!」
「ダメだよ!今日は、亮ちゃんと学食で…」
仁 「断れ!」
「え〜!!」
「…はアイツらみんなから愛されてんだよ(笑)」
「!…」
「あの6人、目当てで大学入ってくる人もいんのよ〜!アイツらいつでもの取り合いじゃない(笑)」
「取り合いって…」
「堂々と胸はってればいいのよ。亮ちゃんだってね〜(笑)」
「亮ちゃんは別に…私の事、いいように使ってるだけじゃん… !!亮ちゃん!断らないと…」
「(笑)」
は私が思ってる事をなんでもお見通しだった。
さすがというか、なんというか…
大事な親友…
一番の理解者…
「!愛してる!!」
「!私も愛してるよ〜!(笑)」
私は亮ちゃんの元へと急いだ。
だって、怒られるんだもん(泣)
「りょ、亮ちゃん、あのね…」
亮 「!なんやねん」
「学食、今日じゃなくてもいい?」
亮 「なんか用事あんのか?」
「仁に呼ばれた…」
亮 「…まぁ、ええで!」
「!ありがとう!ごめんね!」
亮 「…」
素直に納得した亮ちゃんが信じられなかったけど、とりあえず、よかった。
お昼、私は仁に付き合う事になった。
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* '06.4.27 *
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