絆
はぁ〜…
なんで仁と昼…
仁 「 !」
「!」
仁 「これ、俺のおごり!」
「え?」
仁 「いいから!」
「う、うん…」
それは、最初の方に並ばなきゃ買えないお店のパンだった。
「これ…買えたの!?」
仁 「まぁな!」
「すごーい!!食べていいの?」
仁 「おう!」
「仁は?」
仁 「俺はいいよ」
「じゃ、半分あげるよ!はい」
仁 「!さんきゅ…」
「…美味しい!美味しいね!さすがだね〜!」
仁 「…旨い!すげー!」
「(笑)」
お昼、仁におごってもらって、午後の授業に出た。
でも、なんでおごってくれたんだろ…
ま、いっか(笑)
「あ〜!終わった〜!はぁ〜…」
私が机に寝そべっていると…
田口 「!?」
「!!」
田口 「どうしたの?具合悪いの?」
「ううん、ちょっと疲れた(笑)淳之介は?」
田口 「いるかな〜って」
「私?」
田口 「うん。一緒に帰ろう」
この人、田口淳之介。
私の一つ下。
なんつうんだろ。癒される(笑)
背が高くてスラッとしてんの。
淳之介が一緒に帰ろうなんて珍しい。
「珍しいね、淳之介が一緒に帰ろうだなんて」
田口 「たまにはいいじゃん!」
「まぁね(笑)」
田口 「は好きな人とかいないの?」
「なに?いきなり」
田口 「なんとなく(笑)」
「好きな人か…いないな〜…憧れとかはいるけど」
田口 「誰?」
「え…さ、さぁ〜?(笑)」
田口 「内緒?(笑)」
「内緒(笑)淳之介は?いないの?」
田口 「俺?いるけど内緒(笑)」
「いるんだ〜!どんな人?可愛い?」
田口 「可愛いよ〜!」
「淳之介に好きになってもらえる人は幸せだね!」
田口 「!そうかな(笑)」
「そうだよ〜!淳之介優しいし、それにその笑顔に癒される(笑)」
田口 「なんも、出ないよ(笑)」
「!そんなんじゃないよ〜。同じように育ってきたのに、他の奴らなんて…」
田口 「でも、みんないい奴ばっかじゃん」
「だねぇ〜」
淳之介は他の奴らからしたらマイペースというか、癒し系だね(笑)
イライラしてても、淳之介の笑顔見たら、そんなのも忘れちゃう。
なんて思ってたら…
田口 「が好きだよ」
「へ〜!って子が好きなんだ?…え?」
田口 「が好き」
「へっ?」
田口 「何回も言わせないでよ(笑)」
「いや、だって…」
田口 「深く考えないでよ(笑)じゃ、またね〜」
「いや、またね〜って…」
淳之介は帰って行った。
てかさ…
今、好きって言ったよね…
好きって…
いや、ちょっと、待って…
…ええ!?
聖 「…何してんの、お前」
「!!聖…どうしたの?」
聖 「お前がどうしたよ」
「いや、どうもしない」
聖 「動きがおかしかったぞ。あ、いつもか(笑)」
「!おかしくないわよ!じゃね!」
聖 「あ!おい!…なんだよ」
淳之介に告白?され、テンパッてるところに聖が現れ、見られた事に恥ずかしくなり、家に帰った。
淳之介の好きな人が私って…
その日、寝れなかったのは言うまでもない…
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* '06.4.28 *
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