絆
……
今日もまた眠れませんでした…
なに?みんなして私の事、からかってんの??
聖 「?」
「!聖…」
聖 「な〜に暗い顔して」
「そお?」
聖 「具合悪いの?」
「…聖って意外と優しいよね」
聖 「意外とってなんだよ!俺は優しいんだよ!」
「!はい…」
この人、田中聖。
私の一つ下。
見た目、怖い(笑)
坊主だし(謎)
でも、動物大好きで正義感が強い。
昭和の男だね(謎)
聖 「お前、学校は?」
「あ〜…休もうかな〜」
聖 「…マジでどっか悪いんじゃねぇ〜の?」
「…大丈夫。聖は?学校」
聖 「午前中、ちょっと行ってくる」
「ちょっとって…」
聖 「提出すんのあんだよ。それ出して、帰ってくる。昼、食いに行こうぜ!」
「…聖のおごり?」
聖 「…割り勘!今、金ねぇ!じゃ、あとで!」
「…いってらっしゃ〜い!」
聖、今日はどうしたんだろ…
優しすぎて気持ち悪い(笑)
私は少し散歩する事にした。
こんな天気のいい日に学校なんてもったいない!!
近くの公園に行き、ボーッとしてた。
亀 「!?」
「!!」
亀 「何してんの?」
「聖が帰ってくるまで散歩〜」
亀 「聖?」
「うん。学校行った」
亀 「お前は?」
「考え事したいから休んだ〜」
亀 「お前でも、考える事あんだ?」
「…失礼だね、毎回(笑)ありますよ〜」
亀 「相談なら乗るけど?」
「…いや、いい(笑)」
そして、しばらくすると、聖が帰ってきた。
聖 「〜!」
「!」
聖 「わり!遅くなった!」
「遅すぎだよ〜…お腹すいた〜…(泣)」
聖 「ごめん!」
「聖のおごりねぇ〜」
聖 「…それはダメだ!今、マジ、金欠!」
「…うち、行こう」
聖 「え?」
「金ないんでしょ?なんか作るよ」
聖 「マジ!?」
「特別だよ〜!」
聖 「、料理できんの?」
「失礼な!食べれる物くらいできるわよ!」
聖 「なんだよ、それ…食える物にしてくれよ」
「文句言わない!行くよ!」
聖 「まだ死にたくね〜…」
「こっちはお腹すいて死にそうだ!」
聖 「意味わかんねぇ〜し…」
聖はブツブツ言いながらもついてきた(笑)
私は初めて聖に手料理をご馳走した。
久しぶり…
男の人に手料理食べさすなんて…
相手は聖だけどね(笑)
私は昔の自分を思い出していた。
彼に手料理を振る舞う昔の自分を…
別れて以来、殆どしなくなった料理…
聖 「いっただきま〜す! !!うめ〜!!」
「ホント?よかった(笑)」
聖 「こんな旨いもん作れんのかよ!」
「…結構、失礼だよ」
聖 「!ごめん(笑)」
「まさか、聖に手料理食べさせる事になるとは…」
聖 「いい事じゃん(笑)って料理とかすんだね」
「!…昔ね…」
聖 「?」
昔…って言っても、そんな昔ではなく、高校生の時。
大好きだった彼に作ってた。
その事はしか知らない…
----------
* '06.5.2 *
OR
クリックお願いします。もちろん両方クリック大歓迎です!
作品については作品名も記入して頂けると嬉しいデス
感想なんかもくれると大喜びます♪
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||