私が貴方で、貴方が私で
コンサートツアーが始まるにつれて、一つ、おかしな事があった。
それは時々、意識がなくなる事。
これは何かを意味する事なのか…
私はツアーが始まる前日、亀ちゃんに会いに行った。
久しぶりの家…
私は涙が出そうになるのを必死でこらえた。
「! ちゃん??」
亀 「!」
「どうしたの?明日ツアー初日だろ?」
亀 「うん…」
「とりあえず、入ろう」
亀 「…」
私は亀ちゃんと一緒に部屋に入った。
久しぶり…
何もかわってない私の部屋…
亀 「最初ビックリしたでしょ?亀ちゃんばっかで…」
「最初はねぇ〜(笑)」
亀 「そのままにしててくれてるんですね」
「大切なものでしょう?って俺がいうのもなんだけど(笑)」
亀 「はい(笑)あ、亀ちゃんの部屋もそのままですから!」
「あ〜、いいよ。俺の部屋は別に(笑)で、どうしたの?」
亀 「!うん…」
私は何て言っていいのかわからなかった。
が、次の瞬間、思わず言ってしまった…
亀 「私、亀ちゃんの事、好きです。大好きなんです…」
「 ちゃん?」
亀 「好きで好きでどうにかなっちゃいそうで…」
「…ありがとう。俺も ちゃん好きだよ」
亀 「え?」
「俺なんかのためにこんなに頑張ってくれて…大変なのにホントにありがとう」
亀 「違う…ファンとしてじゃなく、本当に…」
「…もう帰りな…明日に響くよ」
亀 「亀ちゃん!」
「… ちゃんと最終公演行くから!」
亀 「…」
私は何も言わず、家を出た。
涙が出てきそうなのを必死でこらえながら…
* * *
俺だって ちゃんが好きだ…
でも…
最近、俺は時々、意識がなくなる…
なくなるというか…
俺自身に戻る時がある。
ちゃんも同じだろうか…
コンサート頑張れよ…
* * *
やっぱり、亀ちゃんは私がファンで好きだと思ってるのかな…
そう思うと、悲しくなってきた。
心が入れ代わるなんてありえない事で、なんか特別な感じがしたんだけど…
私の中では亀ちゃんは特別…
でも、亀ちゃんの中では一ファンとしてしか思ってないんだろうな…
……
亀 「!」
家につくと、仁くんがいた。
どうしたんだろう…
亀 「仁くん?」
仁 「!よお」
亀 「どしたの?」
仁 「うん…」
亀 「?」
仁 「…明日からだろ。大丈夫かなって…」
亀 「!大丈夫!ありがと!」
仁 「そっか。ならいんだ。頑張ろうな!」
亀 「うん!」
仁 「じゃ、明日な!」
亀 「うん。おやすみ…」
仁 「… ちゃん…」
亀 「うん?」
仁くんは後ろを向いたまま、私の名前を呼んだ…
仁 「…俺さ…
ちゃんが好きだ…なんか亀のままの
ちゃんに言うの、変だからさ(笑)
顔、見ないで言う事にした」
亀 「うん…ええ!?」
仁 「じゃ、そういう事だから!おやすみ!」
亀 「いや、あの…」
え?
ええ??
仁くんが私を好き??
ええ??
ど、どおしたら…
なんて思ってる間もなく、次の日になった…
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仁くん…w
告白しちゃったねw
さて、どうなる事やら…w
* '06.7.28 *
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