私が貴方で、貴方が私で
会場の照明が全部落ちて、どのくらいがすぎただろう。
私は無意識のうちに『絆』を歌っていた。
メンバーもみんなも一緒に歌い、会場のみんなも歌ってくれた…
その時だった…
バチバチッ
と、音と共に、ステージの一部の照明が音をたてた。
ボンッ!!
亀 「!!!」
仁 「!ちゃん!!」
みんな 「!!」
「!!」
音をたてた照明の近くにいた私をみんなが助けにきてくれた。
仁 「大丈夫か??」
亀 「…」
* * *
照明が音をたてたと同時に俺の中で何かが音をたてた。
……
「明るくなってきた…」
「…」
「亀ちゃ…??」
しばらく意識が遠のき、意識が戻って辺りを見渡すと、メンバーの顔があった…
亀 「…」
上田 「ちゃん??」
亀 「…上田…赤西…聖…田口…中丸…」
みんな 「!」
亀 「俺… ! 戻った…戻った!?」
聖 「亀〜!」
田口 「今ので戻ったのかな?」
中丸 「いや〜!でもよかった!!」
仁 「…じゃ、ちゃんも…」
みんな 「!!」
* * *
照明が音をたてたところで意識がなくなった。
意識が戻ると、隣にはが…
「……」
「!…?」
「うん…戻った…よね…戻った…」
「!…」
「…っ…」
「…よく頑張ったね…」
戻ったんだ…
よかった…
って思う半面、寂しい気持ちがいっぱいで涙がでてきた。
ステージの上ではみんなが亀ちゃんを囲んで抱き合ってる。
…戻れてよかったね、亀ちゃん…
そして…
亀 「え〜、突然のハプニングで俺達もビックリしてますが、
照明の接触が悪かったみたいと原因もわかったので…
最終日!盛り上がっていくぞ〜!!」
ファン 「きゃ〜〜〜!!!」
「…」
ステージの上の亀ちゃんはかっこよかった。
凄くかっこよくて、また涙がでてきた。
亀 「今日はホントにありがとうございました。ここ最近、とっても不思議な出来事がありました。
でもそのおかげで、今日、この最終日までちゃんとやってこれた事に感謝します。ありがとう。
今日は本当にありがとうございました!!」
「…亀ちゃん…」
ありがとう…
とっても幸せな時間でした。
大好きな亀ちゃんになれた事が…
忘れない…
忘れないで…
* * *
コンサート、最終日、無事終了。
俺は楽屋に戻った。
亀 「戻ったんだよな…」
仁 「!…」
中丸 「…楽しかったな。亀は大変だったけど(笑)」
亀 「!そだな…」
聖 「ちゃん、頑張ってたんだぜー!」
上田 「そうそう、お前のためにぶっ倒れてまでな(笑)」
田口 「振り付けも合わなくて、でも、遅くまで一人で練習してね」
亀 「…」
俺の知らないところで、努力してんだな…
戻れた嬉しさ半面、寂しさがあった。
それに好きだという気持ち…
その時、携帯がなった。
〜♪
受信メール
亀ちゃん
[ 本文 ]
戻れてよかったですね。
コンサート、生で見れて嬉しかったです。
ありえない事が起き、心が入れ代わって…
でも楽しかったです。
どうもありがとうございました。
頑張ってください。
ずっと応援していきます。
ちゃん…
てか、携帯そのままじゃん。
俺はある決意をして、携帯を持って、ちゃんに会いに行く事にした。
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も、戻ったね…
戻ったよ…
こんな戻り方でよかったでしょうか(ノДT)アゥゥ
自分的には よしっ! って思ったんですがねww
* '06.8.3 *
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