私が貴方で、貴方が私で
コンサートの帰り、私は亀ちゃんにメールを打った。
携帯はそのままだったから、打とうかどうしようか迷ったけど…
「携帯どうしよ…」
「届けに行ったら?」
「え?」
「届けに行くくらいいんじゃない?(笑)」
「そうかな?」
「うん(笑)」
に言われ届けに行こうと思った。
それが最後になるんだろうなと思いながら…
それから、前の生活に戻り、何日かが過ぎた。
相変わらず、亀ちゃんの携帯は私の手元に…
見ちゃ悪いと思って、電源は切った。
それが悪かったのか、どうやって連絡取っていいのかわからずにいた(汗)
亀ちゃんはドラマに雑誌に大忙しだった。
そんな時だった。
仁くんが家の前にいた。
「!」
仁 「よっ!久しぶり…てか、初めましてだな(笑)」
「!初めまして(笑)」
仁 「今、いい?」
「うん」
仁くんと近くの公園に行った。
近くの公園なんかで仁くんとベンチで座っていいのかな?
と思ったけど、いいみたいだった(笑)
仁 「…俺が言った事、覚えてる?」
「!」
仁 「戻ったらデートしよってのと、好きだっての…」
「!うん…」
仁 「あれ、結構、本気なんだよね(笑)」
「…ごめんなさい」
仁 「うん。わかってた(笑)ちゃんが亀の事、
マジで好きなんだなってのわかってたし…」
「…」
仁 「ありがとな。すげー楽しかったよ」
「私も楽しかったです…って…仁くん振っちゃったよ〜」
仁 「!振られた…(笑)」
「なんて事を…ファンの人達に怒られそう…」
仁 「いや、あの、亀と付き合う事になっても怒られると思うよ?(笑)」
「亀ちゃん…元気ですか?」
仁 「会いに行ったらいいのに(笑)」
「それができたら苦労してない…」
そして、仁くんは帰って行った。
仁くんに告白されるなんて贅沢だな(笑)
* * *
俺は忙しくて、中々ちゃんに会いに行けなかった。
てか、携帯繋がんないし!!
あ…ちゃん…
俺はちゃんにメールしてみた。
ちゃんの携帯だからね(笑)
ちゃんから返ってきた返事は…
電源切ってるみたいです
電源切るなよ〜!
…もしかして、俺に気を遣って??
……
その時、俺は自分の机を見た。
普段全然気にしなかったんだけど、なんか気になって。
亀 「…ん?なんだろ、これ…」
机の上にある日記帳みたいなものに目がいった。
俺はそれをめくってみた。
!!
これは…
そこには俺とちゃんが入れ代わった時からの事がずーっと書かれていた。
その日にあった事、愚痴などが…
パラパラとめくって、最後のページにこんな事が書いてあった。
なんだか、明日の最終公演がホントに最後になりそうな感じ…
なんだろう…
この状態でいるのが明日で最後のような感じ…
忘れない…
忘れたくない。この何ヶ月かの出来事を…
みんなと過ごした日々…
辛かった振り付け…
忘れたくない…
それに…
忘れてほしくない…
忘れないで…
……
俺は仕事の都合をつけ、ちゃんに会いに行く事にした。
忘れるわけない…
忘れないよ…
----------
次回、完結です。
* '06.8.3 *
OR
クリックお願いします。もちろん両方クリック大歓迎です!
作品については作品名も記入して頂けると嬉しいデス
感想なんかもくれると大喜びます♪
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||