私が貴方で、貴方が私で
二人で放心状態になって数分だと思う。
えらく長く感じたけど…
「なんだよ…こんな事ってあんのかよ…」
亀 「…なんで…」
大好きな亀ちゃんがなんでこんなところにいるのかわからない…
亀ちゃんに会えた?と思ったら私が亀ちゃんになってるし…
亀ちゃん…
私が亀ちゃん…
!!!
亀 「こ、これからどうすれば…」
すると…
? 「亀〜?どこまで行ってんだ〜??」
亀 「!!な、中丸くんだ!」
中丸 「?お前、何言ってんだ?しかも『くん』つけて気持ちわりぃ」
亀 「!」
しまった…
私、今、『亀梨和也』なんだ…
中丸 「この子どうしたの?」
亀 「え?あ…ぶつかっちゃって…」
中丸 「大丈夫?立てる?」
あ〜、なんて優しいんだろ、中丸くん…
…ってそんな事、思ってる場合じゃない…(汗)
「大丈夫です…」
中丸 「ったく、何やってんだよ」
うわ〜、成り切ってるし…
亀 「え、あ、うん…ごめんね…(小声:ってどうするんですか!)」
「(小声:どうする事もできねぇ〜じゃん。現に入れ代わっちまったんだし…)」
亀 「(小声:そうですけど…)」
「(小声:しょうがないよ。いつかは戻ると思うし、成り切って!
俺も成り切るよ!女子高生に!(笑))」
亀 「(小声:ええ!?)」
中丸 「何やってんだよ!いくぞ!」
亀 「え?あ、いや…(小声:メンバーの人達には言っておいた方が!!)」
「(笑)」
私は中丸くんに引きずられるまま、亀ちゃんに訴えたが、
亀ちゃんふんする私は、ニヤニヤと笑みを浮かべ、手を振っていた…
そんな〜…
どうすんのよ!!
どうすりゃいいのよ!!
今、何をすればいいのよ〜!!
「…あ、ダメじゃん。俺、ちゃんの家とか知らないし…」
中丸 「連れてきた〜!」
聖 「お前、何してたんだよ!どこのコンビニまで行ってたんだよ!」
亀 「え?あ…ごめん…」
仁 「で?買ってきたのは?」
亀 「え?…あ…」
仁 「何してんだよ!!」
亀 「ご、ごめん…」
なんで、私が怒られてんのよ〜(泣)
…あ!もう一度、行けばいんだ!
てか…
KAT-TUNの面々…
本物だ〜…
……
い、いや…
そんな事、思ってる場合じゃない…
亀 「もっかい行ってくる」
上田 「時間、遅れんなよ〜」
亀 「が、頑張る…」
仁 「頑張るってなんだよ。何、頑張んだよ(笑)」
そう言って私はコンビニまで戻った。
コンビニに戻る途中で亀ちゃんに会った。
「!よかった…俺さ、ちゃん家知らないしさ」
亀 「!私も知らないや…」
「とりあえずさ、今日のところはそれぞれの家に帰ろうぜ。
ちゃんちに俺の姿で帰ってもビックリするだけだし」
亀 「はい…」
「俺の携帯番号とアドレス教えておくからさ」
亀 「え?亀ちゃんの携帯…?」
「…もしかして、俺のファンだったりする?(笑)」
亀 「え…」
「ファンなんだ?変な事しないでよ!(笑)」
亀 「!!し、しません!!そっちこそ、変な事しないでくださいよ!!」
「え?」
亀 「!!」
「だってさ〜、せっかく女になったんだよ?」
亀 「だからって!!」
「面白いね(笑)」
亀 「!!」
遊ばれてるの…??
よくこんな状況で…
「てか、大丈夫?ダンスとか歌とか…あと演技…」
亀 「!!」
忘れてた…
亀ちゃんてアイドルだった…
え…ど、どうしよう…
もう、ホント、なんでこんな事に…(泣)
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* '06.7.6 *
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