再会は同窓会だった…

でも、その人には…

シングルマザー　<前編>

俺は高校の同窓会に行った。

久しぶりに会うみんなは高校生じゃなく大人になっていた。

そこで俺は、一人の女性と再会した。

その人は高校の時に付き合ってた人。

。

卒業と同時に別れてから約３年…

すげぇ〜キレイになってた。

高校の時も殆どの男が の事を好きでいたと思う。

　「 〜！！来れたんだ？」

　「うん、来ちゃった（笑）」

　「子供、大丈夫なの？」

　「うん。ババに頼んだ（笑）」

　「じゃ、今日は…」

　「オケ！」

俺は声かけるか迷った。

女　　「中丸〜！今、テレビ結構でてるじゃん！赤西くん、カッコイイよね！」

中丸　「！あ〜、カッコイイよな（笑）」

　「雄一きてんだ…」

　「！行ってみる？」

　「！ううん…」

しばらくみんなワイワイやっていると…

女　　「えっ？ 、子供いんの？」

　「うん！」

こ、子供！？

マジ？？

俺は が一人になったところを見計らって、声をかけた。

中丸　「よお、久しぶり」

　「！久しぶり」

中丸　「最近ど？」

　「大変だよ〜！雄一は頑張ってるね！」

中丸　「ま、なんとか…」

話が続かない…

前はこんなんじゃなかったのに…

中丸　「さっき聞こえたんだけど…子供いるって…」

　「！あ〜、いるよ。１歳になる」

中丸　「いつ結婚したの？」

　「…結婚してない。結婚する前に逃げられたから…」

中丸　「！！ごめん…」

　「なんで謝るの？（笑）」

中丸　「なんか聞いちゃ悪かったなって思って」

　「雄一は相変わらず優しいね（笑）」

そう言って笑う の笑顔もちっとも変わってなく、可愛かった。

ただ、ちょっと寂しそうだった。

男　　「そこ〜！まだ続いてんのか？（笑）」

中丸　「！そんなんじゃねぇ〜よ！（笑）」

同窓会も終わり、みんな二次会の場所に移動した…

　「 〜！どうする？」

　「！行く！」

　「そうこなくっちゃ！！」

二次会も終わり、その後は参加するやつらだけでという形になった。

俺は次の日、仕事あるから帰る事にした。

中丸　「俺はパスな」

男　　「お〜！アイドルは大変だな！（笑）」

中丸　「まぁな（笑）」

男　　「今日は時間作ってきてくれてありがとな！」

中丸　「おう！」

　「中丸〜！ 、送ってってよ！」

中丸　「ん？ああ」

　「一人で帰れるって言ったんだけど…」

中丸　「いえいえ、暗い夜道をレディー、一人で帰させるわけには（笑）」

　「なんで笑ってんのよ！レディーじゃないって思ってるんでしょ！（笑）」

やっと、前みたいに戻れたと思った。

それと同時に気付いた気持ち…

俺は今でも が好きだ。

それを伝えるべきかどうか迷った…