君は何を見てる?
そこに俺はうつってる?
君の瞳にうつるもの
偶然、街で再会した昔の彼女。
突然の事にビックリした。
彼女の名は 。
嫌になって別れたわけじゃない。
お互い話し合って納得して別れた。
俺が芸能界という仕事に集中できるようにと…
あれから何年が過ぎただろう…
はあの頃よりキレイになっていた。
「久しぶり!」
上田 「おう。元気だったか?」
「うん。竜也は今、頑張ってるね」
上田 「おかげさんで」
お茶でもと思ったけど、俺はこれから仕事だったため、
とりあえず、携帯の番号とメアドの交換をした。
「仕事頑張ってね!」
上田 「おう。今度連絡する」
そういって別れた。
連絡していいもんだろうか?
いつ連絡していい?
など思いながら、数日がすぎた…
上田 「…」
亀 「何してんの?携帯見つめて」
上田 「!」
俺は携帯を見つめる事が多くなった。
携帯はメール作成の画面…
上田 「…な、昔付き合ってた彼女に会ったんだよ。今度連絡するって言ったんだけどさ…」
亀 「したらいいじゃん」
上田 「!」
亀 「まだ好きなんだ?(笑)」
上田 「!…」
亀 「連絡して、反応みたらいいじゃん。今度、飯いかね?とかさ」
上田 「…そうだな。連絡してみるわ」
俺は亀の言う事をそのまま聞き入れ、メールする事にした。
今度、ご飯でも食べに行かない?
…亀が言った事、そのままだな(笑)
すると、しばらくして、メールが返ってきた。
いいよ。楽しみにしてるね!
俺は、なんだか嬉しかった。
俺の都合のいい日を知らせ、時間を決めて会う事になった。
自然と笑みがこぼれる。
そして、当日。
上田 「 ! !」
「!」
気のせいか、 の身体が透けてるように感じた…
なんだろう…
「竜也!」
上田 「!悪いな、俺の都合に合わせてもらって」
「ううん!大丈夫!」
の身体が透けてる…
いや、洋服が透けてるとかじゃなくて(笑)
自身が透けてると言ったらいいのか…
を通して、背景が見えた気がした。
気のせいか。
上田 「どっか入ろうか?」
「少しプラプラしたい!」
上田 「わかった!」
俺達は食事をする前に、ブラつく事にした。
昔のように…
さりけげなく の手を握ると、ビックリしてたけど、照れながら、握り返してくれた。
手を繋ぎ、記念にと、お揃いのネックレスを買った。
買ってすぐ、お互いにつけあった。
「ありがと!」
上田 「俺の方こそ!」
そして、食事をする店を探し、満場一致で(笑)その店へ入った。
そこは付き合ってた時によくきた店。
こじんまりとはしてるけど、味は最高。
は相変わらず、 オムライス を頼んでいた。
上田 「好きだな、それ(笑)」
「だって美味しいんだもん!」
上田 「(笑)」
食べ終わると、店をでて、駅の方へ進んだ。
楽しい時間はあっという間…
なんだか寂しかった。
上田 「また、会える?」
「うん」
上田 「じゃ、また連絡する」
そう言って別れた。
それから俺達は電話やメールはもちろん、ちょくちょく会うようになった。
そして…
受信メール
[ 本文 ]
竜也
ありがとう
どういう意味…?
その時…
着信:
から電話が…
でも、出てみると じゃなく、 のお母さんだった。
上田 [ もしもし ]
母 [ あ、初めまして の母です ]
上田 [ あ、どうも… ]
その電話は信じがたい電話だった。
が亡くなったと…
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たっちゃんの短編。久々ですw
てか、死ネタですいませんアセアセ( ̄_ ̄ i)タラー
後編に続きます。
* '06.6.22 *
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